在宅療養をされている患者さんの最も重要な課題は“生活”と考えています。
そのため在宅医療では、入院や通院加療と比較しより“生活”の一部に“医療”があると考えています。
私たちは、日常の“生活”の主治医であるケアマネジャーさんと連携を図ることは当然として、実際に生活を支えるご家族さん、ヘルパーさん、訪問看護師さんなど連携した上で、“医療”の専門家として、チームに参加していると考えています。

お互いの強み・弱みを理解した上で、地域の皆様と笑顔で助けあい、ともに患者さんを支えていく。そんな医療人として当たり前をずっと実践したいと思います。

心臓疾患患者さんの場合、診療方針で迷われることがあるかもしれません。
急な温度の変化で息切れや胸苦しさ、むくみが出たときの原因は循環器疾患であることが多いです。

当院は、ケアマネージャーさんや看護師さんのご不安にできるだけわかりやすく、医療側から介護の方へお願いすることをお伝えするだけでなく、介護側からこちらへのご提案にしっかりと対応します。お互い意見交換しながら 患者さんに最適な環境作りを共に考えていきたいと思っています。

当院ではケアマネージャーさんや看護師さん、介護士さんとの連携が命綱だと考えています。
在宅診療の患者さんの多くが介護を必要としている方々です。ですから、ヘルパーさんや看護師さん、介護士さんとの情報の共有・可視化を徹底して行います。医療的に正しいという理由だけで現実的でない方法を提案しません。